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「で、どうなのよ?」
「ヤバいな…」
まずは昔話を。
俺とピーチ姫が出会ったのはいつだったか思い出せないほど昔の話さ。
まだドンキー(以下ゴリラ)が悪者だった頃な、何故かゴリラが暴れて樽を投げていたんだ。
見事に当たった俺はキレた。いやぁ、若かった…。
「ゴルァァァァァァ!クッソゴリラがぁぁぁぁ!テメェ樽投げてんじゃねぇぇぇぇぇ!」
「うほっ!おっかね!」
キレた俺は、逃げるゴリラを追いかけて行った。
やっとの思いでついた最上階に、ピーチ姫は捕らわれていた。
「あ、そこのオッサン、助けれや」
「…………………やだ」
「そんなこと言うなやぁぁぁぁ!」
そう言ってピーチ姫は牢屋から出てきて追いかけてきたんだよ。
そして!ピーチ姫はなんと!あの恐るべきハンマーを手にして狂ったようにゴリラを殴り倒していた。
「うほっ!うほっ!痛い痛い!」
「私を捕らえた罰じゃああああああ!死ねやぁぁぁぁぁぁ!」
「じゃ、これで俺は帰りま…」
ガシッ!と腕を掴んだピーチ姫は俺に言った。
「マリオ、必ず私を助けてね…」
そこで疑問点がいくつか。
何故に名前を知ってるか?
お前、助けなくても自力で出ただろ?
あとこの変貌ぶりには身震いしたわ。
ピクピクと痙攣しているゴリラを弔ったあとに、詳細をピーチ姫に聞いた。
「私の名前はピーチ姫。何故あなたの名前を知ってるかと言うと…」
「言うと…?」
「私が名付けたからよ」
「…………もともとマリオだけど」
「それはさておき、この先クッパ大魔王が度々襲ってくるわ。その時にはちゃんと私を守ってくれないと。いい?私はキノコ王国のお姫様なんだからね?」
「キノコ王国…」
俺の頭の中にはキノコしかなかった。
「てかクッパ大魔王て誰よ?」
「カメ」
「カメが襲ってくるのかwww」
思わず吹いちゃったよwww
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