ピーチ姫の実態~彼女の恐ろしい姿~

2/9
前へ
/55ページ
次へ
「で、どうなのよ?」 「ヤバいな…」 まずは昔話を。 俺とピーチ姫が出会ったのはいつだったか思い出せないほど昔の話さ。 まだドンキー(以下ゴリラ)が悪者だった頃な、何故かゴリラが暴れて樽を投げていたんだ。 見事に当たった俺はキレた。いやぁ、若かった…。 「ゴルァァァァァァ!クッソゴリラがぁぁぁぁ!テメェ樽投げてんじゃねぇぇぇぇぇ!」 「うほっ!おっかね!」 キレた俺は、逃げるゴリラを追いかけて行った。 やっとの思いでついた最上階に、ピーチ姫は捕らわれていた。 「あ、そこのオッサン、助けれや」 「…………………やだ」 「そんなこと言うなやぁぁぁぁ!」 そう言ってピーチ姫は牢屋から出てきて追いかけてきたんだよ。 そして!ピーチ姫はなんと!あの恐るべきハンマーを手にして狂ったようにゴリラを殴り倒していた。 「うほっ!うほっ!痛い痛い!」 「私を捕らえた罰じゃああああああ!死ねやぁぁぁぁぁぁ!」 「じゃ、これで俺は帰りま…」 ガシッ!と腕を掴んだピーチ姫は俺に言った。 「マリオ、必ず私を助けてね…」 そこで疑問点がいくつか。 何故に名前を知ってるか? お前、助けなくても自力で出ただろ? あとこの変貌ぶりには身震いしたわ。 ピクピクと痙攣しているゴリラを弔ったあとに、詳細をピーチ姫に聞いた。 「私の名前はピーチ姫。何故あなたの名前を知ってるかと言うと…」 「言うと…?」 「私が名付けたからよ」 「…………もともとマリオだけど」 「それはさておき、この先クッパ大魔王が度々襲ってくるわ。その時にはちゃんと私を守ってくれないと。いい?私はキノコ王国のお姫様なんだからね?」 「キノコ王国…」 俺の頭の中にはキノコしかなかった。 「てかクッパ大魔王て誰よ?」 「カメ」 「カメが襲ってくるのかwww」 思わず吹いちゃったよwww
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加