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「ったく…。俺はお前の駒使いじゃないんだよ?…まぁ、仕方ないから通り協力してやるけどさぁ」
角田が嫌そうに言った。
「ありがとうございます。とりあえず一つだけ。僕は学園都市の厳重なチェックを抜けて都市に入れるかどうか、今から不安で仕方ありませんよ」
人差し指を上げながら右京が言った。
至って普通の表情だが、右京なりに緊張しているようだ。
「まぁ入れなかったら入れなかったときじゃねぇか!とりあえず、土産はよろしくな!超能力関連のモンはいいから、美味いモン頼むわ!」
角田はそんなことはお構いなしに、土産の催促を始めた。
「超能力関連の土産など、そもそも存在するのですかねぇ…」
パチッ。
右京が苦笑しながら、部屋の明かりを消した。
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