80人が本棚に入れています
本棚に追加
「うるさいわねぇ黒子…。あんたは口を開けば、そんなことばっかり言ってるわね」
少女がぎろりと黒子と呼んだ少女を睨み付ける。
「全てはお姉様を思ってのことですわ。お姉様は学園都市230万人中7人のレベル5のお一人なのですから。素行にも自覚を持って頂かないと困りますわ」
少女が淡々と言った。
彼女は白井黒子(しらいくろこ)。学園都市内にある私立常盤台中学の1年生である。
「あたしは別に、そんな特別扱いしてもらわなくてもいいんだけどね…」
ぽりぽりと頬をかく少女。
彼女が学園都市230万人の中のレベル5の中の一人、御坂美琴(みさかみこと)、私立常盤台中学の2年生だ。
「いいえいけませんお姉様。それにお姉様は何度言ったらおわかりいただけるんですの!スカートの下にそんな無粋なお召し物を穿いてはいけませんわ!」
最初のコメントを投稿しよう!