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学校の生徒らは犬丸を避けるようになった。
魔力のかけらも持っていない犬丸は魔法学の授業を受けることはできない。
学校の先生たちも犬丸を避けている。
このような状態になったのは犬丸の魔力が全然無いということもひとつの理由だが、決定的理由は魔力測定の三日後のことだ。
その時までは犬丸は魔法学の授業にでることができた。
「よーし、魔法をいきなり習うのは抵抗があるだろうから、まずは魔法無しでちょっとした試合をしよう。」
魔法学の先生が言い、組み合わせを決めていく。
「おし、この組み合わせで試合をやろう。」
先生は組み合わせの紙を生徒たちに見せる。
生徒は興味津々に群がり、見ようとする。
「では、始めるぞ。」
先生の声で試合が始まった。
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