変わらぬモノと変わりゆく者

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あの日から…二人で学校を休んだ日から月日が経つのは早かった。 あの後、お互い何も話さずに気付いた時にはお互い静かにソファで眠っていた。 帰って来ていたらしい弟が、俺達にブランケットをかけてくれていてそっと隣を見ればまだ隼人が眠っていたので、俺もまた少しだけ隼人に寄り添うようにして眠った。 次に目を開けた時には、すっかり夜で弟は机の上に゙ごゆっくり゙とだけ書いて気を利かせて家を後にしてくれていたらしい。 さすがに明日は学校に行こうと思い、一度家に帰るといい隼人に家まで送ってもらった。 帰る途中に、他校の生徒に絡まれかけたが、隼人の一発で簡単にケリがついてしまった。 最近、喧嘩をしていない事にふと気が付いたら゙もうさせる気ねぇから゙と何故か少し怒られた。 それから何事もなかったようにお互い別れて、家に帰れば母さんからクリスマスパーティーに誘われた事を聞いた。 次の日、学校に行けばタケに昨日学校に来なかった事を怒られて、慰めるのに苦労した。 その後、クリスマスはやはり一緒に過ごせなくなったと伝えると、その前に隼人から事情を聞いたのか抱きしめられで大丈夫?゙と聞かれてしまった。 タケのように何か聞いてくることはなかったが、きっと日向やツッチーにも心配させてるんだなと思うと苦しい半面嬉しさを感じた。 それからすっかり忘れていたテスト期間に入り、ダラダラとテストをこなす日々。 他の四人にとっては冬休みに関わってくるとかで、かなり焦っていたが、全員とりあえずはセーフだったらしい。 俺もいつも通りそれなりに点数を取り、五人で冬休みにどこかに遊びに行くかなどふざけながら話し合った。 そんなたわいもない日々は恋しいほどにあっという間に過ぎ、終業式を迎え、冬休みに入った。
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