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『後、1アウトで俺の勝ちっ♪』
『これからだっつうの!!ここから俺の本気を見せてやるよっ!!』
暑い中、白熱した勝負を続ける二人。
(暑いのに余計に熱くなってどうすんだよ)
そしてタケの渾身の一球が投げられた時…、
カキーン、バンッ、…ドン………、ボコッ………ウィーン…………
隼人の打ったボールはクーラーの中に見事に入り、あきらかに壊れた音が聞こえたかと思えば、機械音が停止した。
『『あっ………』』
そして今のこの状況になった訳である。
『扇風機~、かき氷~、アイス~、なんでもいいから冷たいものくれぇ~』
今にも溶けていきそうな勢いで机に突っ伏す4人。
それをまた溜め息を吐きながら見詰める1人。
もう教室は蒸し風呂状態と化していた。
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