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そんな中、急にタケが何かを思い出したように起き上がった。
『タケ急にどうしたんだよ?』
『ついに頭がおかしくなったのか?』
そんな二人の問いかけには答えず、竜の元へ歩み寄るタケ。
『どうしたんだよ、タケ』
自分をじっと見つめるタケに本人も少し驚く。
すると、タケが急にキラキラした目をして…、
『竜、合コン旅行行かない?』
『『…はっ?』』
その言葉に反応したのはもちろん後ろの三人で…、
『おい、タケ。なんだよその合コン旅行って』
『竜だけとか言わないよな~?』
『そんなのズルいにゃ』
などと後ろからのブーイングが絶えなかったが、あえてそこは無視して…、
『桃女となんだけど、なぁ、竜~。一緒に行こうぜ』
『どこに?』
『海に』
『何日?』
『二泊三日』
『俺はパ『行く行くっ!!!!なぁ隼人、日向。行くよな、合コン旅行っ!!!!』』
そう言い、タケに抱き付くツッチー。
『別にお前らは誘ってないんだけど?』
ツッチーの腕の中なら無理矢理脱け出すと竜の手を両手で掴むタケ。
『なぁ、竜。マジでお願いっ!!一生のお願いっ!!俺を助けるためだと思ってさっ!!』
『なんでそれがタケを助ける事になんだよ?』
『それは………』
事の発端は昨日の夜である…
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