自慢の彼女。

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  *高2でクラス替えとなり、新しい教室、新しいクラスメートに、俺は少し期待をしていた。 だけど結局あまり変化はなく、クラスの男子はほとんどばか騒ぎしていて、女子は鏡を見ながら化粧をしている。 どいつも大して可愛くないのに…必死に誤魔化そうとしている。 「はぁ…」 俺はそんな光景を見て軽く溜め息をついた。 風景が変わらないのだったら、クラス替えなんて何の意味もない。 変わることと言えば、せいぜい先生が違うくらいか…。 そんなことを考えて窓側の席から窓を眺めていると。 「あのー…」 不意に、可愛らしい女の子が話しかけてきた。  
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