自慢の彼女。

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  「うぉ!な…何?」 「そこ、私の席なんですけど…」 「え!?ああ、ごめん。間違えた」 慌てて一つ前の自分の席に座ると、「ありがとうございます」と呟いて、彼女はくすりと笑う。 その笑顔が可愛すぎて、俺はつい見とれてしまった。 「?私、寝癖でもついてますか?」 「い、いやその…お、俺は月光 要。よろしく。」 自己紹介して誤魔化し、俺が手を差し出すと。 「三河 華凛です。よろしくお願いします」 そう言って俺の手を握り返すと、彼女はふわりと微笑んだ。  
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