監禁少女

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扉から入る眩しい光たちは、まるで幸せの空間へと私を導いてくれているようだ。 私は最後の力を振り絞って立ち上がろうとした。 だが足に力が入らない上に、手を後ろで縛られているからバランスすらとれない。私はうつ伏せになり、ゆっくりゆっくり這い出した。 少し動いては少し休憩をした。 頬を畳の上に置くと、湿ったイグサの臭いが強烈に鼻についた。畳だけじゃない、きっとこの部屋も、私自身もすごい異臭を漂わせているはずだ。 それが分からないのは、その臭いに鼻が慣れてしまったからなのだろう。 やっとの思いで部屋から出ると、そこは古びた木の廊下になっていた。 私は出口らしき扉を見つけ、そこに向かって一生懸命這った。 その時だった。 「どこに行くのかな?ちいちゃん」
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