監禁少女

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頭が真っ白になった。 私の体が急に震えだし、呼吸も荒くなる。 ゆっくり後ろを振り返ると、そこには仁王立ちした悪魔の化身がいた。 その後ろには腹部から血を流した老婆が倒れている。 その老婆の顔は、先ほど扉の隙間から見た、あの目をしていた。 男の手には赤色に染められた包丁。 「あれほど勝手に扉を開けるなって言ったのに…」 男はそう呟き、倒れている老婆の腹に蹴りを一発入れた。男の右爪先が真っ赤に染まる。 老婆は思いっきり血を吐いた。そしてゆっくり私の元に視線を向けた。 その目はまるで何かを私に訴えているようだった。 その時、私は全てを悟った…。 .
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