3人が本棚に入れています
本棚に追加
「…クウザ」
クウザだ。
どうしたんだろう…。
「はぁ…間に合って良かった」
「どうしたの?」
一息つくと、私の首に手を回した。
「ちょ」
「はい。魔術師の護りだ。コイツがお前を守ってくれるさ」
首に、ネックレスがかかってた。
「これ、お母様の形見じゃない…こんな大切なもの、駄目よ」
「いいんだ。持ってて」
「…ありがとう。じゃあ私、いくね」
クウザから離れようとする。
その瞬間手を掴まれ、顎を上に向かされる。
「…ん…」
唇が重なった。
「よし!
じゃあ行ってこい」
クウザに身体を押され、扉の中に転がり落ちる。
「!?」
最初のコメントを投稿しよう!