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「シッ!」 青年は気合いの声と共に回し蹴りを女性に喰らわす 「が…」 女性は顔面に蹴りを喰らい、仰け反る 「ええい…下がれ!」 「申し訳ありません…ッアリス様!!「クヒャッ」 ザク アリスの胸にナイフが刺さった 「ク…ふッ…!」 アリスからナイフを抜き取る青年 刃先に着いた血を舐める すると青年は顔をしかめた 「…あ~?なんだこりゃ、お前、混ざり物かよ」 「…………!!」 アリスは震えた 「はっ!糞まずい。帰らせてもらうわ」 「貴様…!」 アリスは震えながら叫ぶ 吸血鬼の治癒能力が既に動けるまで身体を治す 「…………」 青年は聞こえぬ振りをして、いつの間にか消えてなくなっていた 「何だったんだ…アイツは…」 そろそろ日が明ける時間だった
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