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「それで俺だけのカードってどういう意味?」
ゼロは先程渡された新しいギルドカードを眺める
今までと何処が違うのか確認しているようだが、ゼロの言葉から察するに何が違うのか判らないようだ
「それは今までのとは違って、特殊な機能が着いてるんだ」
ロストは得意げな顔でニヤニヤと笑っている
「…特殊な機能?」
ゼロは不審そうにロストの顔を見る
ただ単にニヤニヤ笑うロストが不審なだけかもしれないが…
「そう!!
いつもマスター室のカードを無くしたりするから、ギルドカードと合併させてみたんだ!
ギルドカードは無くさないお前ならではの良案だ!」
「………
それだけ?」
ゼロはロストが得意げに話していた割には、対した事ないなと感じているようだ
「それだけ?って酷くない?」
そのゼロの様子にロストはがっかりしたのか、落ち込んでいる
(嘘でも驚いてあげれば良かったな)
ゼロはロストの様子を見て気まずいらしく、黙ってロストを見つめる
「しかぁし!!
特殊機能はそれだけではない!」
落ち込んでいたのを一変、ロストは楽しそうに話し出した
「えっ!?」
ゼロも流石にそれ以外にある事には驚きを露にする
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