幻想の郷からこんにちは ~男、ガードレールに軽く驚く~

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どーも、男です。 今まで結構な数の人やモノがここに来ましたが初めてみる光景に少し呆気に取られてます。 少年「ZZz…も、モンブラン…」 男「寝言も珍しいけど何でガードレールを抱いて寝てるんだろう…」 そーです、この少年、ガードレールを抱いて寝てるんです。 男「とりあえず起こそうかな… おーい、おきろー」 胸ぐらを掴んでぺしぺしとほっぺたを叩けば起きるらしいので実行した。 20分ほどぺしぺしして腕とかがだるくなってきたところで少年が目を覚ました。 少年「おふぁよー…ゆうかりん…」 寝ぼけているようだ… 『ゆうかりん』は女性の名前だろう、響き的に。 男「ゆうかりんが誰か知らないけど俺は男だぞ」 少年「そう?まぁいいや、モンブランが食べたい」 男「モンブランか…確か戸棚に…あったあった」 (こっから第三者(作者)目線) この少年、マイペースである。 それについていってしまう男もどうなんだろう。 少年食事中・・・ 少年「モンブランありがとうお兄さん! ところでここどこ?お兄さん誰?」 今さらである。 男「ここは俺の場所だな、あと俺は男だ」 少年「お兄さんの場所…?あと男ってことは見れば解るけど?」 男「とりあえず俺が基本的にいるから俺の場所って今決めた あと男って名前なんだ そういう少年の名前は?」 光「光だよ」 男「ふーん…そうだ!何でガードレールなんか持ってたんだ?」 光「ガードレール! ガードレールは…」 ~突如としてガードレールについて熱く語り出した為略~ 少年熱狂中・・・ 光「ガードレール大好き!」 男「そ、そうか…」 流石の男もお疲れである。 しばらくするとどこからともなく女性の声が響いてきた… 光「…?ゆうかりんの声が聞こえる…」 男「うん?呼ばれてるんだったら帰らないとな」 光「そうする、じゃあねー男ー」 男「ああ」 そう言って別れの挨拶を交わすと光の姿は男の場所から消えた… 男「変なヤツだったなあ…」 お前が言うな、お前が。
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