725人が本棚に入れています
本棚に追加
日も暮れ始めた時、スタバに近づいて来る見覚えのある姿。
どうやら迷わずにここまでたどり着いた様です。まぁ有名な名所なので、人に聞けば迷わず来れる場所ではあるけど。
私が家を出る朝に会ったコウイチより、一回り痩せて顔色は悪そうだったけど 私の姿を見るなり一瞬固まった後ホッとした顔をして近づいて来た。
向こうにしてみれば、ほんの二週間前までの長い髪にゲジ眉の私ではなく 髪はベリーショートで眉毛はレイナさんに太すぎると言われて三分の一まで抜き 不摂生が祟った顔はブツブツが広がりレイナさんに借りたままの洋服。
短期間であっという間の別人に仕上がっていた。
「…良かった…会えた…。待っててくれてありがとう…。」
「…ごめん。遠くまで迎えに来させてごめんね。」
最初のコメントを投稿しよう!