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「…とりあえず、お腹減ってない?今日はもう帰るにも遅いから泊まって明日帰ってこいって言われてホテル代とか食事代とか貰ったんだよね。せっかくここに来たから串カツでも食べに行こっか。…食べれる?」
「うん、大丈夫。」
すぐそばにある串カツでも屋に行き、軽く食事をして宿泊する場所を探すまで あまり確信に迫った話はしなかった。
「…ていうか、その上着どうしたの?」
「…かくかくしかじかで…」
歩く道すがらレイナさんの出会いから別れまでの経緯を話すと
「ほんじゃ、お礼も兼ねて挨拶したいしレイナさんちに洋服返しに行って荷物引き取ろうか。
…指輪はなんとしても、返してもらわなきゃ。」
軽くとはいえ、レイナさんの人となりを説明して 旦那も一筋縄でいかない人物だと理解出来た様だ。
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