序章

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暗がりの中、湿った薪特有のパチッ、パチッという音が聴こえる その黄色くどこか物悲しい炎の周りにただ独り、男が座り込んでいた その瞳は血の紅蓮に染まり、その髪は精製された金剛石のように輝いている 男は傍らにある東方のカタナと呼ばれる武器を手にとると闇の中に消えていった
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