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暗闇から望む蝙蝠
(糞ッ・・・なんで俺様が人間界に・・・)
一匹の《蝙蝠》が暗闇から人間を見下ろしていた。
(ここは学校って奴か・・・)
《蝙蝠》は人間に気付かれないように飛んでいた。
(まずは契約出来そうな人間を見つけなきゃな)
《蝙蝠》は適当な教室に入った。
(ん?あいつ・・・)
目を付けたのは一人の少年だった。
《蝙蝠》は既に他の人間との違和感を感じていた。
(へぇ・・・。もう四月だってのに《魔力》を全く感じない人間がいるとはな・・・。
こりゃもしかしたらもしかするかもな)
《蝙蝠》はニヤリと笑っていた。
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