序章

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ーグランドラインのとある島ー この島は正義という文字を背中に掲げた男達や黒いスーツを着た男達が所狭しといる ここは世界政府所有の島 そんな島に数人の男達と一台の荷台が通る 島のはずれの港まで行くと男達は荷台のカバーをとった 荷台にはまだ10歳にもみたない少年、少女の死体が無数につまれていた 男達はその子供たちを次々へ海へと捨てていく ?『あと少しだな。おいお前、残りはお前が捨てておけ』 男達は下っ端と思われる男にそう言い残し、去っていった 下っ端『はい。わかりました』 下っ端は次と海へ捨てていくが、その顔はさっき男達とは違い、悲痛さが伺える そして最後の少年を捨てようした時、下っ端は少年の指先が微かに動いていることに気がついた 下っ端『うぅ~』 そして下っ端は辺りを確認しながら、近くにあった小舟に少年を乗せて、小舟を海へと流した 下っ端『済まない。これが俺にできる全てだ』 下っ端は空の荷台を持って海に背を向けて歩きだした これが全ての始まりだった
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