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オレん家はオレと母さんの2人だけだ。
父さんはオレが小さい頃に病気で死んだ。1~2歳の事だからほとんど覚えてない。
母さんは女1人でオレを育ててくれた。今も仕事でいない。家にいる方が少ないくらいだ。
だからオレは昔から、近所に住んでる母さんの友人の家にやっかいになっていた。
その家の子供が、コイツ。志田 聖(シダ ヒジリ)だ。
腐れ縁で幼稚園からの付き合い。異性というよりも兄妹という感じだ。
聖「という訳で、今日から毎朝あたしが起こしに来るから」
進「はぁ?毎朝こんな起こされ方したら、いつか死ぬわ!!つーか鍵は!?どうやって入って来た!?」
聖「あぁ、鍵なら進母にもらったよ」
鞄からペンギンの様な生物のキーホルダーの着いた鍵を出す。
進「......」
聖「まっ、あたしみたいな美人な幼なじみが毎日起こしに来てくれるんだから、喜びなさいよ」
悪夢だ....。
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