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『だだいま』
『お帰りなさい。お祭りにでも 行ってたの？』
お母さんだった。
『今日は早いね。』
『えぇ一段落ついたの。ｶｲ君は 一緒に行ったんじゃないの』
『ううん、あたしも空兄も友達 と行った』
『ねぇ静羅、話があるの』
凄く深刻そうに言う母に
あたしも緊張した。
いつも、ほわわ～んとしてる母がいきなり真面目になるって
結構深刻だよ…
『…梗和学園に転校しない？』
『えっ…梗和学園!?…ってあの お嬢様学校の？』
『えぇ、校長先生から直々に
お誘いが来てるの。
勉強出来るし可愛いからって 入学費も何もかも無料だそう よ。
私も、そこの方が将来は
開けると思うけど…静羅は
どうしたい？』
いきなりそんな事ー…
そりゃあ皆の居る、こっちの
学校の方がいいけど。
梗和学園からのお誘いとなると迷うな～
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