四章

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これだから男は 『空兄携帯貸して』 『おぅ、何すんの?』 空兄を無視してメールを作る。勿論、宛先は波須和。 ーピッピピッピピッピー 勝手に送信♪ 『なんて送った?』 『明日どこ?って』 ブーブー 十秒もしない内に返信が来た。 『なんだ、すぐそこやん』 『まぁさ、会ったら会ったで  ドンマイじゃね?』 そんな簡単な問題じゃないしとプイッと、そっぽを向いた。 空兄は《怒ってるの?》 というように、首を傾げていた
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