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『俺そろそろ行くわー』
『んー行ってらぁ』
すると空兄の携帯がなった。
空兄は《時間ないのに》とか言いながらしぶしぶ携帯を開き
誰かと話していた。
話終えると、空兄はその場に
崩れ落ちた。
『空兄!?』
心配して駆け寄ると
空兄は泣いていた。
『どぅしたの!?』
『…ぇがッ…萌が…彼氏ができ たから、付きまとわないでッ て…いきなりッ…』
そう、空兄はふられたのだ。
《空兄はあまりにもいきなりで 動揺した》と私には話た。
(本当は大好きだったくせに)
『静羅も時間だろ?』
私は携帯を取り出し、輝君に
電話をかけた。
『もしもし?先輩?』
『今日、悪いけど外せない大切 な用が出来たから行けない。 ごめんね』
『ちょっ…先輩ッ』ブチッ…ツー
『今日私も用なくなったから
2人でパーッと遊ぼ♪』
『そっか。じゃぁ…買い物?』
『いいねぇー。久々に夕飯作り ますか!』
精一杯笑ったよ。
今私が辛い顔したらー…
空兄もっと辛くなるでしょ?
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