六章

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『あたし静羅って言うんだ。』 『…』 『宜しくね?』 『それさっきも聞いた。同じ事 なんども言われなくても覚え てるから』 なんて冷めた子なんだ。 『そうだね…ごめん。男子高て 楽しい?』 『さぁね。』 そう言うと、その子は立ち上がりどこかに行った。 堂々と歩いてるけど注意されないのかな? 『こら安西!まだ休憩じゃない から動くな!』 先生の言葉も無視し 居なくなった。 (安西君って言うんだ) 休憩になり私は屋上に行った。 空兄と出会ってから『空』が 好きになった。 暇なときや辛い時は空を 見上げるようになった。 だから、屋上が好きだ。
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