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『あたし静羅って言うんだ。』
『…』
『宜しくね?』
『それさっきも聞いた。同じ事 なんども言われなくても覚え てるから』
なんて冷めた子なんだ。
『そうだね…ごめん。男子高て 楽しい?』
『さぁね。』
そう言うと、その子は立ち上がりどこかに行った。
堂々と歩いてるけど注意されないのかな?
『こら安西!まだ休憩じゃない から動くな!』
先生の言葉も無視し
居なくなった。
(安西君って言うんだ)
休憩になり私は屋上に行った。
空兄と出会ってから『空』が
好きになった。
暇なときや辛い時は空を
見上げるようになった。
だから、屋上が好きだ。
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