六章

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ガチャー… 『あれ…安西君?』 『またお前かよ…人の後追うの 辞めろよな。』 とか言いながらため息をつく 安西君。 その隣で楽しそうに笑う男の子がいた。 『まぁそう怒るなやー、えぇや んか。可愛い子やね、  海、知り合いなんか?』 『転校生』         『せなん。(谷崎 陸斗)』 『あたしは直江 静羅』 『おい陸斗、行くぞ?』 『俺静羅ちゃんと話したいから 先行っとってー』 そんな陸斗君を見て、またも ため息をついていた。 安西君…絶対幸せって思った事ないな。 『あいつ昔からあぁなんよ』 『幼なじみ?』 『まぁそんなん。つめたいけど 本当は優しい奴やねん  許してやってくれやー(笑』 『谷崎君って関西人?』 『ん?昔住んどった。』 『そうなんだ。安西君ってなん て名前なの?』 『海(カイ)だよ。安西 海』 空兄と同じ名前なんだ。 性格は全然違うけど…
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