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そう言うと灰皿を出してくれた。
40歳くらいのその男性は両腕にタトゥーがびっしり入ってて一見ロカビリー風な格好だった。
「あのぅ突然来てすみません、あいつらとはどういう関係なんすか?」
「リョウは俺の弟だ。歳は離れてるが実の弟だよ。チャックも後輩みたいなもんだな。」
俺は黙ったまま頷くと続けて
「最近チャックに関していい噂がはいってこねぇ。昔、薬に手出して一度は更生したんだがそん時の仲間に貸しがあって最近またつるんでるみたいなんだ。」
最近恐らく彼女のりんねよりあいつの事知ってるはずだったのに。
信じられなかった・・・
結局その日りんねは見つからず、チャックも心配だったからアパートに戻った。
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