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戻ると一度目は目を覚ましたのか布団の中に移動して寝てた。
ふと携帯を見るとカズから不在着信が残ってた。
掛け直すと朝の4時だと言うのにすぐに出た。
「もしもし?タイガ起きてる?あのさぁさっきまでバンド仲間と飲んでたんだけどたまたまダチが連れてた子がタイガと同じ出身らしくて、まぁ詳しい場所いわれてもわかんねぇんだけど、とにかく今度紹介すっからじゃ。」
かなり酔った勢いで一方的に喋って一方的に切られた。
結局何の電話だったんだ?
チャックの事も話したかったがこの状況じゃ話にならないと思い掛け直さなかった。
その日の午後やっと目を覚ましたチャックに怒り気味に言った。
「お前何やってんだよ。つーか何があった?」
チャックは思い出したかの様に、りんねは??と聞いてきた。
「リョウがお兄さんに頼んで探してもらってる。」
「まだ見つからねぇのか?なぁこんな事初めてなんだ、必ず連絡はしてくれてたしドタキャンするような奴じゃねぇんだ、俺捨てられたんかなぁ?」
「バカヤロウ!違う心配出来ねぇのか?みんななんか感じてリョウのアニキまで出て探してんだぞ!何呑気なこと言ってんだ!!」
あまりに自分勝手な発言にキレずには居られなかった。
「お前が最近つるんでる連中、関係ねぇよな?」
俺が不安そうにそう言うと顔色変えてチャックが飛び出して行った。
待てよ!!その声も恐らく聞き流された。
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