土曜日(-1日目)

10/25
前へ
/75ページ
次へ
そう意気込んで、部室側の扉を開け放った。と、同時に、部室の扉が叩かれた。 「うおぉぅっ!?」 すぐさま、準備室側に引っ込む。 あぶなかった。もう少しで静妃の全裸が関係ないやつに知れるとこだった………。 「紋芽さ~ん? 本当に、いい加減にしてくれませんかねぇ!?」 「いや、ほら、折角だから、見せた――」 すると、扉の向う側――廊下側――から声が聞こえた。 「あのぉ………誰か、いるんですか……?」 男の子の声だった。 「うわぁ!! マジでヤベェな! よし、ちっと私がこの絵を隠す間だけ、廊下にいる奴の相手をしてくれ!」
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加