告白

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教室に入り、自分の席を確認し、座る。いくらなんでも早く来すぎたので、教室内は、誰もいない。 「あちゃー、早すぎたね。」 雪が言う。 あの学校前で浴びた視線の生徒達は、他のクラスなのですね。 こんな偶然あるのでしょうか? 私は鞄から本を取出し、栞を挟んでいる場所から読む。 何分たっただろうか? まだ教室に誰も来ないということは、数分ですか? チラッと横目で隣の雪を見ると、携帯をポケットにしまい、こちらも本を読み始めた。 静かな空間… 時を刻み… 過ぎ行く時間… 今、何分でしょう?顔を上げて時間を確認する。 8時15分…かなり時間がたっている。 教室内も生徒が増えてきたし、しかし何故か皆さん教室に入ると男子は私に、女子は雪に冷たい視線を送り、私の体温は36℃ですが心の体温は-17℃まで下がってしまいました。 チャイムが鳴り、生徒達が席につき、担任が話す。 「始業式がありますから、体育館に移動します。」 担任を先頭に体育館へ移動する。 長い校長の話が終わりました。 やれやれ政治家の演説じゃないんですからね。 そして、クラスに戻り今日は解散、学校をいつもみたいに雪と出ようとした時…
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