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「待ってくれー!霧也。」
私と雪は声がした方へ振り返る。
「貴方でしたか…智。」
私が言うと、
「私もいるよ。」
智の後ろからヒョコっと顔を出した。
「美紀。」
私の代わりに雪が言った。
二人を紹介しよう。
北畠智(きたばたけさとる)小学からの旧友です。
畠山美紀 (はたけやまみき)智の彼女、中学からの友達、智が紹介して知り合った。
「いやー同じクラスだったね。」
智が言う。
「そうでしたか?」
私は本を読んでいたので、分からない。
「酷い!」
智がそんなことを言っていたがムーディー○山みたいに右から左に受け流した。
智、美紀とは、家が近い。
四人で会話をしながら帰路に着いた。
途中で二人と別れ雪と帰っている。
「何読んでたんだ?」
前の口調に戻して聞いてみた。
「えっ?」
「朝、読んでいた本。」
「ああ、あれね。」
雪は鞄をガサゴソしている。
「これだよ。」
何やら難しいタイトルですね。
「どういう本ですか?」
「恋愛。」
「ふっ。」
つい笑ってしまった。あんな難しいタイトルで恋愛とは
その後、雪は怒ったが軽く謝り許してもらった。
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