告白

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私は雪と別れて、自分の家にいる。 今、自室に籠もって考え事をしている。 決して引きこもりではありません。 残り一年の高校生活どう過ごしましょう? 大学は、内申が楽にたりているので、大丈夫なのですが… しかし、一番の問題は雪との関係。 幼なじみだから、OKしてもらう可能性が高い。携帯を出して雪にメールしようとする。 しかし何を話題にすればいいか分からない。結局メールは送れなかった。 そして、丸一日、告白しようか止めようかと境界線をさまよっていたのであった。 翌日 ピンポーン 今日は雪が先でしたか…待たせても悪いので家を出た。 「冴えない顔してるね、貴公子君。」 誰のせいだと思ってるんですか? 「………」 「あれ?どうしたの?」 「あっ、嫌悪い。ちょっと考え事を…」 「そう。」 軽い雑談をして学校の教室に入る。 皆さん暁の私と、林の雪で、席が隣をおかしく思わないか?実はこの席順、二年最後のテストの成績順で並んでいるのですよ。 だから、雪が隣にいるのです。 さて、今日で運命の別れ道を歩くことになります。 私が、歩く道は正か奇か……… 私はただ天に祈るのみ
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