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「うそ、だ・・・・・・嘘だ。嘘だあぁ!」
今までの記憶が鮮明に甦る。
出会った時のこと、勉強を教え合っていた時のこと、2人で遠くへ出かけた時のこと。
共に歩み、冒険し、笑って、泣いて、時には喧嘩もして。
全部・・・・・・全部。
これからもそれは続くはずだった。
たとえ周りの影響で立場が変わってしまったとしても 変わらないはずたった。
それが、なんで・・・・・・。
触れても握っても……その手がすり抜けて、温かさを感じ取ることができない。
それが現実を物語っていた。
「ごめん、ごめんジョバンニ・・・・・・!」
暗闇に手をつけて、僕達は泣いた。
二度と触れることが叶わない親友に、思いをぶつけ合うように。
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