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スパイとは
スパイとは諜報、間諜ともよばれ、人類の中でも二番目に古い職業と言われてきました。
本来、スパイの仕事は
「相手の秘密を暴き弱味を握る」
「敵を惑わすため、味方に扮してデマや暗殺をする」
「裏切者をつくり、支援する」といった工作を行います。
有名なのだと「ハニートラップ」、「筒持たせ」とも呼ばれている色を使った罠があります。
ハニートラップは対象人物に接触し、愛人を装い仲間にする、肉体関係を材料にして脅迫するのが通常ですが…
「媚薬と称して毒を混入し殺す」
「尋問で相手が白状しないので、女性と寝かせた所吐いた」
「対象の男を失脚させるため、そっくりの男優を使い、ポルノ動画を流す」
…など、ハニートラップは用法にも種類があるようです。
同じ様に、スパイの戦術は歴史が経つにつれ巧妙になっていき、戦局を左右する役割も大きくなってきます。
1941年。ヒトラー総統は300万人の兵力を率いてソビエト連邦へ侵攻しました。
緒戦で破竹の快進撃に成功し、ソ連は後退を余儀なくされました。
戦前、ソビエトには優秀な指揮官がいました。
しかし当時の指導者、ヨシフ・スターリンは冷酷で疑心暗鬼が激しく、疑った人達を粛清する傾向ありました。
これに注目したのがナチス親衛隊のSD長官、ラインハルト・ハイドリヒでした。
彼は部下のアウフレッド・ナウヨックス少佐に「ソ連の国防力を削ぎ落とす工作」を命じます。
少佐は早速トハチェスキ―元帥失脚工作に着手。
元帥がスターリンの反逆を示唆している偽物の手紙を作成します。
次に、反逆者を探しているソ連工作員に、仲間のふりをして5万マルクで売り付けします。
この偽情報を信じたスターリンはトハチェスキー元帥以下八名の将官を銃殺、軍内の粛清も強化され、多くの優秀な軍人が戦う事もなく仲間に殺され、緒戦でドイツに反撃できなくなってしまったのでした。
ハイドリヒの活躍はまだまだありますが、また後の機会にしょうと思います。
次は東西冷戦やイスラエル、日本、東アジアの諜報機関についてです。
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