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『…マキナ、どうして。』
『さっき、ルクスのギルドに連絡を取りました。
じきルクス兵とギルドの監査隊が来ます。
ロゼさん、命を奪う事だけが罪を償わせる方法じゃありません。
だから、その剣は抜かないで下さい!!』
マキナは、ロゼがムガを救う為に「殺しをした事」を思い出し止めに来たのだった。
その言葉にロゼは一瞬躊躇ったが柄から手を離す。
しばらくして大勢のルクス兵とギルド監査隊が来た。
ロゼとマキナは宿屋の部屋に戻り、ジュラはいきさつを話す為に一人で対応していた。
勿論、森に居たタグラ達も捕まったが、全員話話せる状態ではなかったらしい。
これにより、街は一時的に騒々しくなったが時間が経つにつれ落ち着きを取り戻し賑わいへと変わっていった。
気付けば外は夜を迎え暗くなり、月明かりと賑わう街の灯りに照らされていた。
こうしてマキナ協力の初仕事は終わりを告げたのだった。
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