Episode 2

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『ん……。』 まだ夜中だったが、マキナはムクッと上半身を起こし辺りを見渡す。 ベットの下の床には、布を敷きその上で横になっているジュラの姿があるが……。 『(あれ? ロゼさんがいない。)』 ベットから起き上がり、もう一度見渡すがロゼの姿がなかった。 首を傾げ、ふと窓を開け外を見ると宿屋の入り口に座り込むロゼがいた。 マキナは部屋を出て、入り口に向かい扉を開ける。 『ロゼさん?』 『ん? マキナ。どうしたのこんな夜更けに?』 『何か目が覚めちゃって。そしたら姿が見えなかったから……。』 マキナはそっと隣に座る。
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