Episode 2

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『見た目より、意外と鋭いね。』 「見た目より? それってどう映ってるの?」と心の中で思いながら、マキナは無言で首を傾げる。 ロゼはそれを気にせずに話を続ける。 『マキナの思った通りだよ、あれはギルドの仕事じゃない。 あえて言うならば「個人の仕事」って言った方がいいかな?』 『個人の仕事……ですか?』 ロゼは小さく頷いたまま、壁にもたれ掛かった。 壁からは木材の温かみが伝わってくる。 『そう……「俺が背負ってる忌々しい仕事」の一つかな。』 そう呟く様に言ったロゼの顔は、月明かりで出来た影のせいか、どことなく寂しげな顔に見えた。
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