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正直、その言葉の意味を考えようとしたが追いつかない。
それは至極当然の事。
そのほんの数秒の後、マキナは口を開いた。
『もしかして、ロゼさんって……。』
ロゼはゆっくりとマキナの顔を見る。
『ロゼさんって、裏家業の人だったんですか?』
『ん?……はい?』
マキナの意外な角度からの「カウンター口撃」に苦笑いするロゼ。
『あれ? 違うんですか?』
『あ、いや……まぁ言えないって部分では、似てるっちゃ似てるし、一緒って言えば一緒だけど。』
マキナは気付いてはいないが、そのやり取りを見ながら部屋で笑いを堪えるジュラがいた。
『(マキナさんは本当に面白い人だ。鋭いんだか鋭くないんだか……。だからこそロゼさんも変わってきている、良い意味で。)』
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