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マントを羽織い、両手で前を押さえる様にしてマキナが先を歩く。
ロゼは後からマキナを襲ったボコボコ顔の3人にロープを括り付け引きずっている。
たまに「痛っ」とか「もっとゆっくり」とか聞こえるがロゼは完全に無視していた。
『ロゼさん、あそこですよ。』
マキナが指をさす先には小さな村が見える。
村の名はムガ。
住人は200人ほどと今時にしては珍しい小さな村。
基本、自給自足らしいが何かあると少し離れた町まで足を運ばなければならい。
村に着くと村人達が駆け寄ってくる。
マキナが事情を説明していると奥から自警団の男が駆け寄り、マキナに声を掛けた。
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