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【己の呪われた運命を断ち切りたいのなら、覚悟を決めその最期に至るまで諦めずに抗え。
例えそれが神に対してであってもだ……それは、お前自身にしか出来ない事なのだから。
だがお前も一人の人間に違いはない。
だから、自分でも気付かぬうちに「抗うのを諦めている時」がくる。
けど覚えておけ。お前の容姿じゃなく「お前の心を見てくれている人間」が思い出させてくれるはずだ。
私の様にお前を信じている人間に……。
だから、抗う事を諦めるなロゼ!!】
『義父。正直そんな人間いるはずないって思ってたよ。けど世の中には居るんだな……。
無意識で「心を見抜くような人間」が。』
ロゼは月明かりが綺麗な夜空を見上げたまま微笑んだ。
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