Episode 3

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しばしの沈黙後、何かを考えていたのか真面目な雰囲気を出してロゼが口を開いた。 『ジュラ……俺は子供なんていないから父親の気持ちってやつは解らない。結婚すらしてないし。 けどな、歳の事は置いといて話すが「マキナは娘じゃない」だろ? あくまでもマキナ自身の諸事情での護衛対象だぞ。』 そう言われたジュラは、真っ直ぐ見つめてくるロゼを見て軽く微笑んだ。 『勿論、それは私も理解してます。 だとしても、中々言えなくなってしまうのが正直な心情なんですよ。 ……こんな気持は当の昔に「覚悟を決めて捨てた」はずなのに……。』 『…………。』 『……わかっています。ですが、親という生き物は時に不便な生き方しか出来ないんですよ。 と言っても、個々様々ですし、この気持は私、個人の問題ですから気にしないで下さい。』
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