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怒りが混ざった呆れ顔のロゼと、いつも冷静なジュラの視線の先には
「黒焦げになった魚」
「黒焦げになったパン」
「焦げが浮かんだスープ」
「洗ったんだか洗ってないんだか判らない生野菜のサラダ」
そして「油の様な何かが浮かんだ謎の水」
が並んでいる。
『ごめんなさい……ちょっと失敗しちゃって。』
『これのどこが「ちょっと」なんだよ。』
ロゼの低い声に身を竦めて「ごめんなさーい」と叫ぶマキナ。
『やれやれ。ナイフの扱いと一緒に食糧の扱いも教えなければいけませんね。』
ロゼとマキナが騒いでいる中、ジュラは冷静に「指導スケジュール」を考えていた。
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