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『夜中の話を聞いて、私迷惑掛けてるなぁって思って……。』
『それで少しでもって、手伝おうとしたのか?』
『はい……。』
ロゼはジュラを見ると、ジュラは悟ったのか小さく頷いた。
『マキナさん?』
『はい……。』
『ありがとうございます。』
『はい、すいま……え?』
マキナは頭を下げた直後に、ふとまた顔をあげた。
『無理に出来ない事をいきなり行う必要はありません。始めのうちは、その気持ちだけで十分ですよ。ですよね、ロゼさん?』
『そうだなぁ、また焦がされちゃたまんないしな。』
そう言うロゼは、器用に焦げ目の部分だけを取った魚を食べていた。
マキナは目に涙を浮かべ、また頭を下げた。
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