42人が本棚に入れています
本棚に追加
/231ページ
『一体何だよ、あの人の数は?』
『ごめんなさい。小さい村だから話が広まるのが早くて……。
ロゼさんの姿が変わってるから皆一目見たいって集まってしまって。』
『あぁそういう事ね。まぁ変わってるのは否定はしないけどさ。』
それからまたしばらくすると、さっきの自警団の男と背の高い知らない男が入ってきた。
『先程はどうも。まだ名を言っていませんでしたね。
私は村の自警団長ハリム、そしてこちらはこの村の長でガルム。
そのマキナさんのお兄さんです。』
『始めましてガルムです。妹を助けて下さったそうで……。』
ガルムはロゼと握手を交わしながらそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!