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密室とはいえ檻ではない。
身体のの震えは止まらないが、それを思い出した事により少し動かせるようになっていた。
ゆっくりと後退りながら右足を後ろへ下げた時、踵が壁に当たるのが判った。
『……もう、逃げ場はないよ。
さぁて……楽しもうかウサギちゃん!!』
そう言って逃げ場を塞ぐように、両腕を大きく広げ詰め寄る筋肉質の男。
それをマジマジと見て隙を探すマキナ。
一瞬視線を右に送り……そして駆け出す。
が、筋肉質の男に左腕を捕まれた。
そのまま凄い力で引っ張られながら「離して!!」と抵抗する。
『離さないよ。そして何処にも逃さない。』
マキナはそれに答えない。
筋肉質の男はニヤニヤしながら更に左腕を引っ張り引き寄せるが、それと同時に勢いに勢いを合わせ、マキナは「ヤァァァ!!」っと声を上げ振り向き様に右足を思いっ切り蹴り上げた。
『¢£%#*§ッ!!』
腕を掴んでいた筋肉質の男から力が抜けていくのが判り、その場に股間を押さえ崩れ落ちる。
言葉にならない声を上げ疼くまり動かなくなった。
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