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『どうしてマキナを助けたりした? お前のせいで村が滅んでしまう。』
そう言うガルムの表情は暗闇とランプの明かりに照らされた部分で、より一層恐さを増している。
『(滅ぶ? 何言ってんだ?)
やっぱり「彼女を襲った奴等」の事知ってたのか。
村に来てアンタが現れた時と、他にも数人「奴等と似た気配」を感じた。』
するとガルムの他に数人の村の男達が入ってきて、その内の一人が口を開く。
『村の存続の為だったのに……貴様のせいで村は終わりだ!!』
『よそ者が余計な真似を!!』
集まった全員が、手に刃物や耕具などを手にしてジリジリと詰め寄る。
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