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数ヶ月前。
ガルムと数人の男達が森へ狩りに行った時、見た事の無い服を身に纏い仮面を付け金色の髪を靡かせた人物と数人の団体が現れた。
そして、仮面の人物は「伝説の神の代弁者エフラ・ソロードだ」と名乗り「村を守りたければ生け贄を差し出せ」と言ってきたらしい。
始めは「何を馬鹿な事を」と言っていたが、急に現れた魔物がガルム達を襲ってきた。
その時、仮面の人物は「不思議な力」でガルム達を救ったという。
仮面の人物に「贄を出さねば次は村が滅ぶ」と言われ、その力を信じたガルム達はやむを得なく村の女性を贄として差し出す事を決めた。
『そんな……じゃあ皆は…………。』
『すまない。贄に出したんだ……魔物から村を守る為には仕方なかった!!』
話を聞いていたロゼはゆっくりと椅子に座り、ガルムに言った。
『アンタさ、その仮面の人物って奴がエフラ・ソロードだって言ったけど……本物のエフラ・ソロードを見た事あるの?』
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