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ロープから解放された3人は、腕を回したり背伸びをしたり首を回したりと軽くストレッチをして顔を見合わせた。
『あの赤髪のガキ、ぶっ殺してやる!!』
『ハハッ!! 同感。だけどアイツ、妙な体術使ってなかったか?』
『薬で殺ろう。薬なら、あの何をしようと関係ない。』
3人がそんな話をしていると奥から一人の男が現れ、「ローダの兄貴」と声を上げると、ハリムは手を挙げた。
『よぉローダ。約束通り連れてきたぜ。』
『サンキュー、ハリム。金は後で……。
それより主が呼んでるぜ。』
ローダの後ろをついて行き森を抜けると、岩壁のある場所へと出た。
その岩壁の一画に洞窟があり、ローダ達はその洞窟内へと足を運んでいく。
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