Episode 2

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風呂を上がり、日干しにしていた服に手を掛けた時、「トントン」と部屋の戸を叩く音がした。 『開いてますよー。』 『失礼します。』 部屋に入ってきたのは、白髪の混ざった髪をオールバックにした40前半に見える男性。 服装など見る限り、普通の中年に見える。 『ゆっくり休めましたか?』 『ベッド硬かったけどね、なんとか。』 「そうですか」と男性は静かに椅子へ腰を掛け、ロゼはパンパンと上着を叩き腕を通す。 『で、何か掴めた?』 『すみません、情報が少なくて……。』 と、男性は目をつぶりながら小さく首を横に振った。 ロゼは「そうか」と表情変えず着替えを続ける。
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