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『まさかとは思うけど、その礼を言う為にわざわざ来たんじゃな……来たのか?』
マキナはコクッと頷く。
ロゼは再び口が開きっぱなしになった。
色々とツッコミたい所があるものの、それを押し殺し街の広場へ向かう。
「憩いの場」と言われるその広場には、噴水があったり大道芸をする者やルクスに住む家族や恋人、他の街から来た者。
群がるハトを追いかけ回す猫など様々だ。
そんな中、ロゼとマキナは近くの石段に腰を降ろし、それ等を見ながらマキナは口を開きさっきとは違い小さい声で話を始めた。
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